我が家の長男。
小1の不安定期をなんとか乗り越え、小学校3年生になりました。
今ではサッカークラブに入り土日はサッカー、平日は習い事にと元気よく毎日を過ごしています。
そんな長男が先日ふと将来についてこう言ったのです。
「まずは、大学に行って科学を学ぶ(←漫画『Dr.Stone』の影響です)!
で、次は父ちゃんと母ちゃんみたいにサラリーマンになって仕事の大変さとかおもしろさを知る。
で、今度は会社辞めて科学者になる!!!」
「そうかそうか~」と笑って聞いていましたが、
嬉しく思ったのは仕事の大変さとかおもしろさを知りたいと言ってくれたことです。
両親を見て「仕事って大変そう。大人になりたくないなぁ。」
ではなく、
自分も経験してみたいと思ってくれたことに長男の成長を感じましたし、小1の不安定期はあったものの、
小さい頃から働く親の姿をちゃんと見ていてくれていたのだなとありがたい気持ちになりました。
もしかしたら小1不安定期は、成長という名の時間が解決するものとして
私が会社員生活を継続しながら長男のケアをするという選択もあったかもしれません。
折しも2020年初頭のコロナショックでテレワークが急速に進んだことは、子育て世代には追い風の側面もあって、
会社員でも「柔軟な働き方」への期待値が上がりました。
・通勤時間が無くなったことで、今まで時短勤務だった人がフルタイム勤務へ働き方を変えやりたい仕事に関わることができたという話
・夫婦で在宅勤務をするようになり、育児家事の共有をしたことで夫の当事者意識が高まったという話
・都心を離れ、地方に住む両親の近くに移住し子育ての環境を整えたという話
このように、きっと少しずつかもしれませんが会社員の「柔軟な働き方」は、今後定着していく方向だと感じています。
それでも、私にとっては会社員を辞めてフリーランスへキャリアチェンジをするタイミングであったことに
変わりはなかったと思っています。
ここで誤解を避けたいのは、退職はあくまで選択肢の1つに過ぎず、子どもが不安定になったら会社員を辞めた方が良いとお勧めしている訳ではないということです。
段階的にあの手この手でフォローしてみてそれでもケアが難しいと感じた時の選択肢の1つに過ぎません。
「他にやりたいことがある」
「やっぱり今は100%子どもと向き合いたい」
「仕事も大事にしたい」
など「子供のこと」がきっかけにせよ、「私」が主語として考えられているかが大切だと感じています。
(ブログ「100か0じゃなくていい! ~仕事と女性を考える~」にも綴っています!)
子育てはまだまだ続きますし、これからもどうなるかわかりません。
親が思っているような選択を子供がしないことが多々あるかもしれません。
親に本音を言ってくれなくなる時がいつか来るかもしれません。
でも、いくつもの「かもしれない」を不安に思うより、
親自身が「自分で考えて選択する」姿勢を子供に見せ続けることが大切なのではと思っています。
子どもが成人したとき、「あの時どうやって決断したの?」「何を考えていたの?」と聞かれたときに
その選択の決断のプロセスについて、主語を「私」として答えられるようにしたいと思う今日この頃です。
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