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会社員からフリーランスへ ~キャリアチェンジを決意するまで~ その4

「今」本当に大切にしたいこと。

 

子どもたちとの時間、自分のキャリア、会社員の働き方、会社で挑戦したい仕事、収入のこと。

もし今大切にしなかったら、この先後悔するかもしれないと感じる順番に整理していくと、

 

1番目に挙げたことは「子どもたちとの時間」、

2番目に「自分のキャリア」でした。

 

私にとっての「軸」が定まった瞬間でした。

 

「軸」が決まると、だんだんと思考が整理されていきます。

 

  • 子供たちとの時間を確保するためには、働き方の工夫が必要。
    常勤会社員では、勤務時間の自由度に限度があるため、会社員の働き方からいったん離れてみることを考えてみよう。
  • 定年まで働くものだと思っていた会社を離れることは寂しいし、応援してくれていた上司や同僚、先輩後輩に心から申し訳なく思う。また、安定した収入も失うことになる。それでも、自分の裁量で仕事の調整ができるフリーランスの働き方であれば、子育てに合わせながらキャリアを継続できる。
  • かねてから興味があったキャリアコンサルタントの勉強をして、今までの人事経験を組み合わせ新しい価値を提供する仕事に挑戦してみたい!

 

このように、自分がこれからの人生でやりたいことをはっきりと描くことができたのです。

 

これまでの過程で、パートナーが会社員をやめるという選択も一緒に考えました。

モヤモヤと悩んでいた期間は、「なぜ母親ばかりが何かを捨てなければならないのか、それ前提で話が進んでいくのか」と世間一般の価値観への疑問、悔しさをパートナーにぶつけていました。

 

でも、冷静に考えてどちらかが会社を辞めると仮定したとき、やりたいことが明確にあったのは私の方だったため、葛藤はありつつも「自分が会社員を辞める」という決断をだんだんと違和感なく受け入れることができました。こうして、長い長い悩みのトンネルから、抜け出していきました。