長男、小学校入学でショックを受ける
私たち夫婦は、自宅近くに住む義母に長男・長女の保育園へのお迎え(延長保育を利用しても、職場が遠く迎えに間に合いませんでした)、夕飯の世話まで、毎日手厚くサポートしてもらっていました。
通勤時間が片道1時間10分ほどかかるため、定時にダッシュし電車に乗り込んでも、義実家へのお迎えが最速でも19時30分頃。
帰宅後は、21時の就寝を目標に子どもたちの入浴、洗濯、明日の登園準備、歯磨き、寝る前の絵本、という濃密な時間を過ごし、子どもたちと一緒に寝落ちしてしまう日々を送っていました。
そして、翌朝は7:30に保育園へ送ることを目標に、5:30に起床、身支度、朝食準備、6:40に子供たちを起こし、
朝食&着替えの世話にと、朝からノンストップでパートナーと動き回っていました。
そんな共働きの私たちのもと、祖父母や保育園の先生方に見守られ保育園時代を5年間過ごした長男は、慎重で繊細な面もあるけれど、
明るい性格で社交性もあり、友達ともうまくやっていける素直な子に育ってくれていました。
「長男の性格なら、小学校や学童生活にもすんなり慣れてくれるはず」
そう思っていました。
ところが・・・小学校に入学し学童クラブに通いだしてまもなく。
共働き前提の保育園時代のお友達の他に、学童に行く必要のない(=帰宅時には家族が家にいる)お友達がいることを初めて知り、
長男は大きなショックを受けたのでした。
共働き世帯が増えたといっても、夫婦でフルタイム勤務はまだまだ少数派で、自宅周辺地域では学童に行く子たちは学年で1/3くらいでした。
クラスで仲良くなった子と下校後に遊びたい。
なんで僕は毎日学童に行くの?家に帰りたい。
なんでお父さんとお母さんは帰りが夜なの?家にいないの?どっちか仕事辞めてほしい!!
涙ながらに訴える長男をなだめながらも、この言葉は私の胸に深く突き刺さり、ただでさえ正解が分からない育児に親として戸惑い、
長男なら大丈夫だろうと楽観的にしていた自分に失望しました。
そして、次第に長男のストレスは体の症状に現れるようになってしまったのです。
「・・・このままではいけない!!」
できる限り長男の気持ちに寄り添うための時間が必要だったため、私はフルタイム勤務から時短勤務へ働き方を変えました。
かかりつけの小児科医に相談したり、長男の小さなサインや変化を見逃さないように「今日はどうだった?」と話を聞き、向き合う時間が欲しかったのです。